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「このはな心理臨床ジャーナル」

   

2005年度

ワークショップ

 

 

 今年もすばらしい先生方をお招きしました。皆様にとって体験しながら学べる場となれば幸いです。積極的にご活用ください。

 

講義テーマ

講師

日程

イメージを用いた心理療法

河合俊雄(京都大学)

7月17日(日)

面接に生かせる見立ての技術

岡昌之(東京都立大学)

10月30日(日)

「言葉の遅れ」を主訴とする
子どもへの遊戯療法

安島 智子
(大阪樟蔭女子大学・このはな児童学研究所)

11月20日(日)


7月17日(日)

 

「イメージを用いた心理療法」

河合俊雄(京都大学)

 

ユング派の心理療法は、夢をはじめとするイメージを重視する。イメージを扱うには、どのような基本的態度が必要なのか、夢、箱庭、描画などのイメージの媒体にはどのような違いがあるのかを解説したい。またイメージがもちいられないときに、イメージを重視する心理療法がどのような姿勢でのぞむのかも考えたい。
これらのことを、実際の事例提示に関して、検討したい。(事例の提供を募集します)。

  • 時 間:PM 1:00〜PM 6:00 
  • 定 員:30名
  • 参加費:10000円
  • 場 所:北農健保会館

 

申し込み方法はこちら

 

10月30日(日)

 

面接に生かせる見立ての技術

岡昌之(東京都立大学)

 

 心理療法において,見立てはきわめて重要です。見立てをどのように考え、どのように面接に生かせるかを考えてみましょう。ここでは見立ての要素として、クライエントの心的世界にかかわる8つの項目を考えてみます。
1.コミュニケーションのパターン、言葉の使い方の特徴
2.行動傾向の注目すべき点、人となり、雰囲気
3.ファンタジー世界、象徴と趣味の世界
4.信念、確信、思い込み等々の次元
5.背景としての個人史の色合い、強調される思い出など
6.現在の生活のありよう
7.不安、症状、心身の苦痛のありよう
8.危惧される状況、危機感覚への目配り
これらの要因に、初期の面接から見当をつけ、その後の面接の各段階において傾聴と応答に生かせると、臨機応変でかつ比較的安全な面接を展開することが出来ます。いわゆる病態水準とも合わせて、面接技術の工夫にも結びつきます。困難と感じられる事例を見直しながら、勉強してみませんか。フロイト、ユング、ロジャース、サリヴァン、クライン、ウィニコットなどの諸理論との関連も考えると、いっそう興味がもてるでしょう。

  • 時 間:PM 1:00〜PM 6:00
  • 場 所:かでる2・7
  • 定 員:30名
  • 参加費:10000円  

 

申し込み方法はこちら

 

11月20日(日)

 

「言葉の遅れ」を主訴とする
子どもへの遊戯療法

安島智子
(大阪樟蔭女子大学・このはな児童学研究所)

 

幼児の心理相談室への来談で、最も多い主訴は「言葉の遅れ」と言われています。「言葉の遅れ」の問題は、生物学的な問題がなくとも起きる場合も多く、その場合は言葉の遅れをもたらしている心的課題や心的世界との取り組みが必要であり、遊戯療法が効果的です。「言葉の遅れ」のケースを中心に、構音障害や吃音のケースにも触れ、言語障害児への遊戯療法について、体験学習を入れ、下記の視点から検討したい。

言語障害児の事例から学ぶ−遊戯療法の実践のために−
(1) 子どもとの関係のつくりかた
(アクションアプローチによる)

(2) 遊べない状態の受け止め
 ・関係性の次元
 ・子どもの世界の理解:子どもに何が起きているか
  (常同行動やこだわりの意味等)

(3) 遊びの始まりから、遊びの広がりと深化
    (心的課題や心的世界の解決へ)

各自の実践から、どしどしご質問を投げかけてください。実りある豊かな時間となるよう心がけたいと思います。

  • 時 間:PM 1:00〜PM 6:00
  • 場 所:かでる2・7
  • 定 員:30名
  • 参加費:10000円

申し込み方法はこちら

 

 

 

 

 

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