このはな札幌心理相談室

トップページ


カウンセリング希望の
方への情報

札幌心理相談室のご案内

一般の方向け
講演の情報

特別一般講演
一般講演
一般ワークショップ

 

心理臨床に携わる
方への情報

2005年度
札幌心理臨床セミナー

特別ワークショップ
心理臨床講座ワークショップ
継続演習


申込方法・その他

その他の情報

「このはな心理臨床ジャーナル」

   

2005年度

一般講演

 

2005年8月7日(日)

 

家族の危機と家族布置の再創造

安島智子
(大阪樟蔭女子大学・このはな児童学研究所)

 

 「『家族の危機』には、よりよい家族のあり方を求める家族の力が潜在している」とは、私が30年あまり心理療法を続けてきて実感していることです。家族は家族としての運命的布置の中にいると考えられますが、「家族危機」は、「家族布置の再創造」への希求と考えられ、人生の危機の意義をあらためて感じます。
人は家族の中に生まれ、地域の中で家族と共に生きています。かつて日本人は日本民俗としての通過儀礼や家族制度によって家族のあり方が方向づけられていました。現在は現代という時代の中で各家庭、各人が家族のあり方を模索しながら生きていると言えましょう。そのような中で家族は常に家族危機をはらみながら、夫婦は夫婦関係の、親子は親子関係の、兄弟姉妹は同胞関係の危機をはらみながら、家族の営みとしての家庭生活を営んでいます。「新婚旅行に始まる夫婦の危機」に始まり、「生まれた子どもが言葉を話すようになかなかならない」「登園をいやがる」「落ち着きがなくお友達と遊べない」「突然暴力をふるう」「いじめ・いじめられる」「喘息・アトピー・夜尿などの身体症状」「不登校」「家庭内暴力」「引きこもり」など、さらに成人の「うつ」「引きこもり」子育てが終わった後の「空巣症候群」、初老期の「うつ」、老年期の「心身の受け入れ」など、家族とかかわる心の課題は人生とかかわる奥深さを持っています。
家族の危機と家族布置の再創造について、臨床深層心理学の知見と実践から、お話しさせていただきます。

  • 時 間:AM 10:00〜PM 12:30(質疑応答を含む)
  • 定 員:100名
  • 場 所:かでる2・7
  • 参加費:2000円

 

申し込み方法はこちら

 

 

 

 

 

2002-2005 (c) このはな児童学研究所