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ワークショップ

(2)心理療法の基礎の基礎

森田喜治(龍谷大学)

5月19日(日)   13:00~18:00


 昨年遊びと感性について講義を行った。今回はさらに基本に立ち返って、遊びは遊べる感性、傾聴には聴くことの感性が、観察には観る感性が必要になる。現代の臨床家を目指す学生たちの多くが、テクニックとしての遊びを学んでいる。つまり遊びそのものができなくなっている現状にあり、子どもの遊びどころか治療者を目指す彼らのコミュニケーションが報告会に終わり、隣人に対してさえも心を開放することができずにいる姿に出会うことが多い。かつて、多くの精神科医、心理療法家が心の真実を模索し、そこに現代的な問題のあることが語られている中で、依然として彼らは新たな技法の提示にくらいついていく。もはや、魂の真実は模索されるものではなくなってきている感がある。心の真実はまさに魂の真実。私たちの行動は内界にある魂のア・プリオリな地の上に現れる図としてある。しかし、その図にのみ注目が生き、魂を忘れているといっても過言ではなかろう。人はそれぞれが違う、ある一定の専門家の気づきがすべてに共通するものではない。しかし、なぜか表層の現象に目を向けその専門家のスタイルをあたかもそれが自分のものであるかのように、同じようにすることを目的とし、自分の魂の言葉に耳を傾けることはない。
 心理療法の基礎についての文献を見ても、そこには技法の説明、新たな技法の紹介に終わっているものが多い。しかし臨床哲学を標榜する専門家たちはそこに基本的な魂の世界に目を向ける研究者も多くある。
 基礎の基礎とは①聴くこと②観ること③感ずることとなろう。今回はこの3点について講義と実習を行う。