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(電話受付時間)月~金曜日10:00~17:00
E-mail:konohana@konohana.jp
ワークショップ
(1)Intensive ワークショップ 不登校生徒を巡る課題の検討と遊戯療法、家族面接について
安島智子(このはな児童学研究所)
4月29日(金) 13:00 ~ 18:00、4月30日(土)10:00 ~ 16:00
少子化社会の我が国において全国の不登校生徒数は 20 万人を超え、不登校生徒との遊戯療法や保護者の方々とのカウンセリングが大事な時代が続いています。
不登校の子どもたちは、アトピー、頭痛、腹痛、吐き気、下痢、頭痛、異糞、異食、喘息、 チック、夜尿、遺尿、寝ぼけ、夜驚、倦怠感、抑うつ状態、発達の凸凹や学力不振など、様々な症状、課題を抱えています。遊戯療法はこれらの症状を持つ不登校児童・生徒の課題を解決する方法として、その有効性は自明のこととなってきました。我が国に箱庭療法が導入され遊戯療法は大きく変わりました。プレイルームは。守られた安全な空間とすることが大事にされ、箱庭の箱の中は二重に守られ、こころの多層な世界が展開する空間とすることができるようになったのです。こうして遊戯療法は、症状の意味を考えながら、課題を解決することがもたらされる心理療法となりました。インテンシヴワークショップ2日間では、不登校の児童・生徒のための遊戯療法の土台づくりとなる講義とワーク、母親面接の検討を以下のように行い、充実した時間を持ちたいと思います。テキストは「遊戯療法と心の世界」(安島智子著 金子書房)を使います。
備考:参加費25000円は、テキスト代を含みます。
1.子どもの育ちの把握
①子どもの様子、テストの実施 発達テスト、知能テストの実施から、テスターのあり方、
テスト結果の読み取り方、誕生から1歳半までに育つことの重要性。ピアジェの「知能の
誕生」。
a 生物的誕生と心理的誕生の違いを、マーラーの分離固体化の理論
b 発達を止めている幻想について
メラニークラインの妄想分裂ポジション、抑うつポジション理論
c 赤ちゃんの情緒発達について、ウイニコットの対象関係理論
d 共同注視への母子関係、ダニエル・スターンの乳児の対人世界理論。
e 愛着が形成されていない子どもへの関わり方、ジョン・ボルヴィの愛着理論再考。
2.遊戯療法における子どもへの関わり方
どのように自分自身と、人と、物と関わっているかをアセスメントし、子どもが求めている関
わり方を実践するためワーク。松村康平の関係学、関係技法論。
3.体の動き、リズムやテンポが気になる子どもの背後にある課題
4.遊びに表現されたことがらの意味、象徴性
「ユング心理学入門」(河合隼雄)。 「箱庭療法入門」(河合隼雄)、「遊戯療法と子どものこ
ころの世界」(安島智子)。
5.母親面接
カウンセリングの基本。「カウンセリングの実際問題」(河合隼雄)