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「このはな心理臨床ジャーナル」

   

2007年度

継続演習

 

 

心の成長のためのプロセス
体験箱庭療法

安島智子
(国際医療福祉大学大学院医療福祉学研究科教授)

 人は心理療法によって自らの心的課題に取り組むことができる。そのプロセスを心理療法家自身が歩まなければ、クライエントのプロセスに同行することはできない。箱庭療法は、見えない心の深層との沈黙の対話をもたらし、その沈黙の対話を目に見える形で砂箱の中に姿を表すことを可能にする。厚労省が全国の児童養護施設で生活している被虐待児の心の癒しと成長のために箱庭療法を導入する指示を出したことは、実に頷けることである。言葉にできない激しい傷つきの世界からの脱却と心の成長をもたらしているケースを事例検討会でしばしば聞かせてもらうことができるようになった。多くは若いセラピストが全身全霊をかけた全力投球の賜物である。セラピストの消耗も大きい。セラピストは自身が傷つきながらクライエントの心の世界に同行する必要があるだけに、セラピストの傷ついた「心の世界」からの脱出とセラピストの「心の成長」を意識したセラピストのための心理療法体験が必要である。
 無論、どんな目的で本ワークショップを活用されても歓迎である。箱庭制作を通して各自、心の深層との対話のプロセスを体験していただこうと計画した。

   日 時: 全3回 土曜日 15:30〜17:00
         第1回  8月11日
         第2回  9月 1日
         第3回 10月 6日
   定 員:13名
   参加費:15000円(3回)
   場 所:このはな札幌心理相談室 プレイルーム


 


 

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